今年は夏が

11月〜12月でも、まだ「蚊」が発見される日もあるようです。
最近の外来でも、フィラリア検査の結果、陽性のケースも数件あります。
フィラリア(犬糸状虫症)の症状としては、元気がない、咳が出る、
腹水がたまる、血尿、など色々なサインが出る場合もあります。
今回のケースも「ご飯の食べが悪い」という主訴での来院でしたが、
色々なお話と聴診からフィラリアを疑い、採血とフィラリア検査を実行。

写真のように、血液内にはミクロフィラリアと、検査キットでも陽性と出ました

実際に血液を顕微鏡で見ると、ミクロフィラリアがたくさん確認されました

「蚊」に入るぐらい、小さな虫が血液で動いているんです。これが心臓まで移動して成長するから怖いんです

こちらが実際に顕微鏡で写ったミクロフィラリアの動きです
ダウンロードは🎥こちら
(血液の中に動いているのがミクロフィラリアです)
埼玉県〜群馬県など、フィラリアの症例が多いように思えます。
(外犬が多く、フィラリア予防していない場合が多いのも、症例が多い理由みたいです)
そのため、フィラリア予防は気を抜かない方がいいです。
私は11月も蚊を見たので12月も投与します。もし心配な方はお早めにご相談ください
by 初めて動画をblogにのせてみたスタッフM